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地下水開発
−見えない水源を探し利用する−


                   〜 はじめに 〜

 地下水を利用するには、井戸を掘削する必要があります。しかし、やみくもに掘削しても、地下水を採水できるわけではありません。まず地下水調査と呼ばれる、既存資料調査、現地踏査、物理探査、試掘調査といったものを行う必要があります。
 当社には、常磐炭鉱時代から現在に至るまでの、地質及び地下水に関する既存データの蓄積があり、専門の技術者による既存資料調査及び現地調査により、精度の高い情報を提供できます。
 地下水は基本的に誰でも自由に採水利用でき、水利権はありません。しかし、近年の大量汲み上げによる地盤沈下や海岸周辺では海水の浸入よる塩水化等の問題も生じております。このため、各地方自治体ごとに採水を規制する条例が制定されています。
 当社では、地質・地下水に関することから、それに関わる規制・条例等に至るまで、幅広い知識と情報でお客様からの要望にお答えします。

〜 地下水開発(井戸掘削)のフロー 〜


お客様のご要望をお伺いします。
・使用目的
・必要量
・設置場所
・ご予算   等

次のような調査を行い、地下水の有無や掘削位置の決定します

資料調査: 地形図や地質図、周辺のボーリングデータを用いて、帯水層の位置などを調べます。
現地踏査: 掘削位置周辺の地形、また掘削する位置が丘陵や山間部である場合には、周辺に露頭している地質状況などを調べます。
試掘調査: 井戸を掘削する位置の近くに、小口径のボーリングで孔を掘削して、地層や地下水の状況を調べるもので、費用は若干嵩みますが、一番正確な調査方法です。

井戸の要件により、最適な掘削方法で掘削します

ロータリー式: 先端の掘削器具(トリコンビット)を回転させ、土砂・岩盤類を破砕しながら堀進める工法です。

ロータリー式掘削全景
ダウンザホールハンマ方式
(エアハンマ):
先端の掘削器具(ハンマービット)を圧縮空気による圧力で打撃を与え、岩石を破砕掘削する方法です。

検層にて掘削孔が水帯層に到達したか確認します

電気検層: 孔内に電流を流し、地層の比抵抗値を測定するもので、一般に帯水層となる砂層や礫層では比抵抗値は大きく、逆に水の採れにくい粘土層では小さくなります。

掘削した孔にケーシングを挿入します

ケーシング: ケーシングは、掘削孔の保護・崩壊防止を目的として使用します。

ケーシングの材質は、鋳鉄管または塩ビ管が用いられますが、最近は防錆効果のあるステンレス管が多く用いられています。
スクリーン: スクリーンとは、ケーシングを加工した地下水を井内に取り込むためのものです。
スクリーンは集水面積が大きく、強度を有することが重要です。タイプ分けすると、捲き線型とスリット型があります。

スリット型

捲き線型


余分な隙間を塞ぎ、ケーシングを固定します

砂利充填: 砂利充填は、孔壁の崩壊防止と採水層の砂分が井内に流入するのを防止することが目的です。

  

井戸の性能を試します

段階揚水試験: 井戸の適切な揚水量を把握するために行います。
段階的に揚水量を上げていき、揚水量と水位低下の関係を求め、そこからその井戸の適正な揚水量を求めます。
連続揚水試験: 段階揚水試験で求めた適正揚水量で連続的に揚水を行うことにより、水位の変動状況など、井戸の帯水層能力を把握するために行います。また連続揚水試験終了後、水位の回復を測定する回復試験も、この時行います。

水質を調べます

水質試験: 井戸掘削における水質試験は、連続揚水試験実施時に採水し、飲料水である場合には原則として、50項目(水道法の浄水全項目試験 H16施行新基準)または、40項目(水道法の原水全項目試験)は必要です。飲料水に供しない場合は、使用目的に合致した水質試験を行います。

目的に合った設備を設置します

揚水ポンプ: 地下水を汲み上げるポンプは、水位・水量などにより、水中ポンプ・地上ポンプ・ハンドポンプなどに分けられます。

水中ポンプ

地上ポンプ

水質処理: 井戸の使用目的に応じて、適した水質に処理しなければなりません。特に飲料水として使用する場合、水道法に適した水質でなければありません。水質に応じて、ろ過等による除去装置選定のアドバイス・設置についてもお任せください。

報告書やメンテナンスの計画を作成、運用を開始します

地下水を利用しようと思ったら、まずは、当社にご相談ください。

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