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■いわき市立平第一小学校特別授業
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ボーリング作業見学
いわき市立第一小学校の6年生を対象に、ボーリング作業の見学会を実施しました。
先日の御厩小学校同様に特別授業の依頼を受け来年2月に授業を実施する予定でしたが、丁度、小学校の敷地内でボーリング調査を実施しているので、ボーリングを実際に見てもらい、教科書で習った地層の授業の役に立てばということで実施となりました。
授業の5時間目に6年生の72名が参加しました。
調査課の矢内が説明を行いました。
説明では、実際に採取したコアを見てもらい、どのような地層の上に小学校があるか説明しました。また、コアにも触れてもらい、地中の感触を感じてもらいました。
最後に、作業現場は危険なので絶対に入らないようにお願いして説明会は終了しました。
今回はボーリング調査によって採取したコアの説明がメインでしたが、説明不足な点や地層の詳しい説明ついては、2月に実施予定の特別授業で説明します。
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平成17年2月25日 |
特別授業
いわき市立平第一小学校にて、先日実施したボーリング調査の説明会に引き続き、今回は特別授業を実施しました。
スライドによる説明 |
地形のでき方(平一小の建っているところ) |
岩の展示 |
我々が小学校に到着したときは休憩時間だったのか、前の晩に積もった雪で雪遊びの真っ最中でした。
特別授業の対象は6年生全員で、3校時と4校時の2時限で授業を行いました。
講師は、当社調査課の緑川が担当し、サポート役を矢内と木村の2名が務めました。
まず、木村が当社が何をしている会社かをホームページを使って簡単に説明しました。
次に、緑川がスライドで大地のなりたちについてアニメーションを加えたスライドで説明をしました。
内容は、岩の多様なでき方や平地区の地層のでき方等を中心に話しました。
小学校の建っている丘(段丘面)と、平の市街地(沖積低地)のでき方の違いや地質の違いについての説明では、地質の授業をより身近に感じていただけたのではないでしょうか。
また、いわき市でなぜ化石や石炭が採れるのかといった話題にも触れ、市内各所の露頭(岩が見えるところ)の紹介をしました。
休憩時間をはさんで、事前に受けていた質問について答える質問コーナーを矢内が担当しました。
先日、ボーリング現場を見学したせいか、ボーリングについての質問が多かったようです。
ボーリングには、構造物を建設する前の地質調査だけではなく、温泉や石油の開発や南極の氷を調べるようなボーリングもあるということについて知っていただけたと思います。
※当社では、「地質調査」だけではなく、「温泉・水資源開発」のボーリングも手がけています。
また、「もし大きな地震が来た時、地層はくずれますか?」といった質問には、地震の起きるメカニズムをスライドや本をプレートに見立てたモデルを使って説明しました。
最後の質問はこちらで用意した「ボーリング」と「ボウリング」の違いにについてというものでしたが、生徒達はみんな知っていて、大笑いされてしまいました。
ちなみに、地中を掘るのが「ボーリング」で、重い球を投げてピンを倒すスポーツは「ボウリング」です。大人でもスポーツを「ボーリング」と思っている人がいますね。
授業の終わりに、市内各所で取れた岩とコアの展示と実体鏡の体験を行いましたが、時間が少なくなってしまい、全員が体験できませんでした。機会があったなら、ぜひ体験していただきたいと思います。
約1時間30分の授業でしたが、学校や生徒達の協力で無事に授業をすることができました。これを機会に地質を身近に感じ、興味を持っていただければと思います。
授業が終わるころには、授業の熱気が伝わったのか、校庭の雪もすっかり解けていました。
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